-
人から見えない部分を大切にすることは、自分自身の価値観を大切にし、毎日を自分のために生きること。
仕事、キャリア、恋愛、生きかた、自分らしさを模索するすべての女性たちへ━━。
Her Story.

男らしさと女らしさ、どちらも取って自分100%で生きる
(取材・文 Megumi Togano) 自分の人生の中心に、仕事やキャリア、やりたいことがある。 それは筆者にとって、男性でも女性でも当然のことのように思えた。けれど周囲の友人たちを見ていて感じるのは、女性の人生において、結婚や子どもを持つことのインパクトはやはりとても大きいのだということ。 どれだけ男女平等といっても男性が子を産むことはできないし、身体の違いは、心や思考にも大きく影響する。 キャリアを追い求める女性にとって、女性としての人生に疑問や悩みを抱える人は多い。仕事をバリバリする女性=男らしい、というステレオタイプもあるなかで、自身の中にある女性性をうまく解放できずにいる女性も少なくないのでは…。 そんな筆者の問いにヒントをくれたのが、かな映さんとの出会いだった。キャリアも、女性としてのライフステージも、120%で駆け抜けてきた女性だ。さまざまなライフステージで悩みながら生きているすべての男女に、彼女のストーリーを届けたいと思った。そこには、「100%自分らしく生きること」へのヒントがたくさん詰まっている。 <目次> - YOLO FOR WOMENでの出会い- 男性らしさ、女性らしさとは何か- 人の適材適所を見極める- 留学中に向き合った、母の死と自分のこれから- まずは自分のやりたいことを100%で- 女性としての人生- 子どもを育てながらキャリアを諦めない- 世界を旅してみたい- 身体を整え、前へ踏み出せる女性が増えるように- Underwear × Kanae’s Lifestyle : 見えない部分で女性らしく YOLO FOR WOMENでの出会い Anknot & iesが一般販売を開始した2022年12月、知人からシェアされた一つのイベントがあった。 イベント名は、「YOLO FOR WOMEN」。2022年12月6日から11日まで、6日間に渡り渋谷のギャラリーで開催される、駆け出しの女性アーティストたちによって企画されたイベントだった。 “You Only...
男らしさと女らしさ、どちらも取って自分100%で生きる
(取材・文 Megumi Togano) 自分の人生の中心に、仕事やキャリア、やりたいことがある。 それは筆者にとって、男性でも女性でも当然のことのように思えた。けれど周囲の友人たちを見ていて感じるのは、女性の人生において、結婚や子どもを持つことのインパクトはやはりとても大きいのだということ。 どれだけ男女平等といっても男性が子を産むことはできないし、身体の違いは、心や思考にも大きく影響する。 キャリアを追い求める女性にとって、女性としての人生に疑問や悩みを抱える人は多い。仕事をバリバリする女性=男らしい、というステレオタイプもあるなかで、自身の中にある女性性をうまく解放できずにいる女性も少なくないのでは…。 そんな筆者の問いにヒントをくれたのが、かな映さんとの出会いだった。キャリアも、女性としてのライフステージも、120%で駆け抜けてきた女性だ。さまざまなライフステージで悩みながら生きているすべての男女に、彼女のストーリーを届けたいと思った。そこには、「100%自分らしく生きること」へのヒントがたくさん詰まっている。 <目次> - YOLO FOR WOMENでの出会い- 男性らしさ、女性らしさとは何か- 人の適材適所を見極める- 留学中に向き合った、母の死と自分のこれから- まずは自分のやりたいことを100%で- 女性としての人生- 子どもを育てながらキャリアを諦めない- 世界を旅してみたい- 身体を整え、前へ踏み出せる女性が増えるように- Underwear × Kanae’s Lifestyle : 見えない部分で女性らしく YOLO FOR WOMENでの出会い Anknot & iesが一般販売を開始した2022年12月、知人からシェアされた一つのイベントがあった。 イベント名は、「YOLO FOR WOMEN」。2022年12月6日から11日まで、6日間に渡り渋谷のギャラリーで開催される、駆け出しの女性アーティストたちによって企画されたイベントだった。 “You Only...

「自分の人生だから」。唯一続けられた卓球に、恩返しができたら
やりたいことってなんだろう? 自分を偽らず、本音を言えること。人に何を言われても、「自分の人生だから」と言い切れる強さ。 あれほどハマった卓球を「嫌い」になってから、自分がやりたいことを模索してきたユミさんと、「#わたしを解放するアンダーウェア」。 ■Yumi’s profile 仕事:営業アシスタント本当にやりたいこと:探し中 いま好きなもの:写真 大切にしていること:自分自身の気持ち ━━Anknot &iesを知ったきっかけを教えてもらえますか? 知人のSNSでシェアされていて、(クラウドファンディングの)サイトを見に行きました。正直、私は下着には興味はなかったのですが、ブランドのコンセプトにいちばん惹かれて。知人が応援しているブランドということもあったし、応援しようって。私も、世間一般の日本女性のイメージに違和感を覚えていた人間だったので、そこに共感して、応援したいと思ったのがきっかけです。 自分と“世間”とのギャップ ━━“違和感”というのは、具体的にどんなことですか? 20代後半、28,29歳とかになると、女性は・・・。自分でこの言葉を言うのも嫌なんですが、周りから言われるので言いますね(笑)。30代近くになったら、そろそろケッコン、コドモは?と。 身内から言われるのはまだしも、会社の人とか、それをあなたが知ってどうするの?と。それがそもそも嫌で、この人に関係ない、私の人生なのに、と思っていました。 一つのコミュニケーションかもしれないですが、「世間一般のイメージ」がそうなんだろうな〜って。「女性の働きやすい環境を」と言うけれど、子どもが欲しい、欲しくないは人それぞれ。そこで少子化とか、世間と(個人のニーズと)のギャップに当てはめられてもな…という。 ━━たしかに、一般的に、女性が働きやすい=子どもがいることが前提(子どもがいても、働きやすい)という文脈はあるかもしれないですね。 (周囲からの)いろんな声もありつつ、でも自分の人生だから。なんで言われなきゃいけないんだろう?っていう。(笑) 本音を言えることが「解放」だと思う ━━結婚も、子どもも、「普通は」女性は求めているもの、と思われてしまう。ユミさんは、そうじゃない、自分の人生だから、と強く思うのには何か理由があるのですか? 確かに、結婚して、子ども欲しいっていう方が多いと思う。けど、私はそうじゃなくて、子どもを欲しいと思ったことがないんです。子どもが好きじゃないというのもあるんですけど。 最近は甥っ子ができて、少しは考えが変わりました。なかなか会えないからこそかわいいなあ、とは思うし、本当に好きな人の子どもだったら、欲しいな、ぐらいの感覚には。でも、「絶対結婚したい」とかはない。自分の人生で考えたときに、子どもが必要だとか、絶対に欲しいとかはないんですよ。 ━━私も、20代後半、色々と悩んだり焦ったりもしました。そういった思いの部分に共感していただいた? そうですね。人って、自分をある程度は繕って生きているとは思うので、いろんな自分のキャラはあっていいと思うんです。会社にいる自分、友人といる時の自分、飲み会での自分。どういうキャラでも自分は自分だとは思うのですが、本当に自分が本音を言える人だったり、時間だったり。私にとっては、本音を言えることが「解放」だと思ってる。 私はありがたいことに、そういう本音を言える人がいるし、嘘はつかずにいられていることが多いので。 色合い、一つひとつ違う顔に惹かれた...
「自分の人生だから」。唯一続けられた卓球に、恩返しができたら
やりたいことってなんだろう? 自分を偽らず、本音を言えること。人に何を言われても、「自分の人生だから」と言い切れる強さ。 あれほどハマった卓球を「嫌い」になってから、自分がやりたいことを模索してきたユミさんと、「#わたしを解放するアンダーウェア」。 ■Yumi’s profile 仕事:営業アシスタント本当にやりたいこと:探し中 いま好きなもの:写真 大切にしていること:自分自身の気持ち ━━Anknot &iesを知ったきっかけを教えてもらえますか? 知人のSNSでシェアされていて、(クラウドファンディングの)サイトを見に行きました。正直、私は下着には興味はなかったのですが、ブランドのコンセプトにいちばん惹かれて。知人が応援しているブランドということもあったし、応援しようって。私も、世間一般の日本女性のイメージに違和感を覚えていた人間だったので、そこに共感して、応援したいと思ったのがきっかけです。 自分と“世間”とのギャップ ━━“違和感”というのは、具体的にどんなことですか? 20代後半、28,29歳とかになると、女性は・・・。自分でこの言葉を言うのも嫌なんですが、周りから言われるので言いますね(笑)。30代近くになったら、そろそろケッコン、コドモは?と。 身内から言われるのはまだしも、会社の人とか、それをあなたが知ってどうするの?と。それがそもそも嫌で、この人に関係ない、私の人生なのに、と思っていました。 一つのコミュニケーションかもしれないですが、「世間一般のイメージ」がそうなんだろうな〜って。「女性の働きやすい環境を」と言うけれど、子どもが欲しい、欲しくないは人それぞれ。そこで少子化とか、世間と(個人のニーズと)のギャップに当てはめられてもな…という。 ━━たしかに、一般的に、女性が働きやすい=子どもがいることが前提(子どもがいても、働きやすい)という文脈はあるかもしれないですね。 (周囲からの)いろんな声もありつつ、でも自分の人生だから。なんで言われなきゃいけないんだろう?っていう。(笑) 本音を言えることが「解放」だと思う ━━結婚も、子どもも、「普通は」女性は求めているもの、と思われてしまう。ユミさんは、そうじゃない、自分の人生だから、と強く思うのには何か理由があるのですか? 確かに、結婚して、子ども欲しいっていう方が多いと思う。けど、私はそうじゃなくて、子どもを欲しいと思ったことがないんです。子どもが好きじゃないというのもあるんですけど。 最近は甥っ子ができて、少しは考えが変わりました。なかなか会えないからこそかわいいなあ、とは思うし、本当に好きな人の子どもだったら、欲しいな、ぐらいの感覚には。でも、「絶対結婚したい」とかはない。自分の人生で考えたときに、子どもが必要だとか、絶対に欲しいとかはないんですよ。 ━━私も、20代後半、色々と悩んだり焦ったりもしました。そういった思いの部分に共感していただいた? そうですね。人って、自分をある程度は繕って生きているとは思うので、いろんな自分のキャラはあっていいと思うんです。会社にいる自分、友人といる時の自分、飲み会での自分。どういうキャラでも自分は自分だとは思うのですが、本当に自分が本音を言える人だったり、時間だったり。私にとっては、本音を言えることが「解放」だと思ってる。 私はありがたいことに、そういう本音を言える人がいるし、嘘はつかずにいられていることが多いので。 色合い、一つひとつ違う顔に惹かれた...

ダンス、ブラックカルチャー、ファッション、ヨガ。結局「カッコいい」がいちばん。
パーソナルスタイリストとして独立し、走り出したばかりのカオリさん。 今でこそ、好きな仕事をして、自分らしい人生を歩み始めた。過去には、自分の良いところを見つけられなかったこともあった。 好きなものはダンスや洋楽、ブラックカルチャー。かわいいよりも、ずっと「カッコいい」に憧れてきたというカオリさんのライフスタイルと、「わたしを解放するアンダーウェア」。 ■Kaori’s profile 職業:パーソナルスタイリスト好きなこと:ファッション、ヨガ、洋楽大切にしていること:経済的・精神的自立増やしたいもの:趣味の時間 すべてに、共感するところがあった ━━Anknot &iesを知ったきっかけは? stand.FM(スタンドエフエム)という音声配信プラットフォーム上で、人から紹介してもらった形です。はじめ、「この方のライブ配信をきいてみて」と言われて。一度はタイミングが合わず聞きに行けなかったのですが、その後紹介してくださった方のライブ配信を聞きに行ったところ、ちょうどめぐみさんもお話しされていて*、そこで初めて会話をしました。 「アンダーウェアのデザイナーさんで、今クラウドファンディングをされているんだ」ということを知り、ブランドコンセプトを聞いて、すごく共感して。 *stand.FM上で、ライブ配信者の枠に別の配信者が参加できる仕組み。 ━━共感いただいたのは、どんな部分でしたか? 「わたしを解放する」っていう言葉はすごく良いなっていうふうに思いました。どんなアンダーウェアなんだろう?って。多分、自分がちょっと生きづらさを感じていたりとか、めぐみさんのブランドの原点にある“なぜ”の部分、日本のことや女性の生き方について、そのときお話しされていたことにすべてが共感できたっていうところがあったかな。 やりたいことができなくなるのは嫌だった ━━現在は、やりたい仕事をして、キラキラして見えるカオリさんですが、これまでの人生で「女性の生きづらさ」を考えるタイミングがあった? ありましたね。今でこそ、こうやって自分でやりたいことをやってきていますが、それこそ女子の“あるある”じゃないですが、20代半ば〜後半で結婚に対する焦り、同時にそうなりたくない(結婚したくない)自分もあって。周りが皆結婚していく中で、うらやましいと思ったことは・・・あった、けど、なかったというか。 ━━わかります。矛盾というか、葛藤がありますね。 いま私がすごく大切にしているのは、経済的な自立と、精神的自立。 結婚したほうが「良い」「悪い」はないのですが、例えば専業主婦になったり、結婚したら自分のやりたいことができなくなるイメージだったんですよね、その当時は。もちろんそうじゃない人もたくさんいるけれど、私の周りはどちらかというとそういう人が多かった。 当時ダンスをやっていたのですが、それができなくなるのは嫌だな、であったり、今の自分の自由な時間がなくなったり、そうやって“尻すぼみ”になっていく人生はいやだな、というのがあったんですよね。 だけど世間からすると、女性は30を超えると結婚、子どもを考えなければならない、というような。当時病院で働いていて、女社会だったのですが、仕事をする上でも色々と人間関係や、生きづらさを感じるところはあったかな。 好きなことをして、自由であること ━━カオリさんは、「自由であること」を大切にしている女性だな、という感覚があります。今は、自由に生きられていますか? 時間は、自由。だけど、自由には責任を伴いますよね。時間があるから自由というわけでもない。人それぞれで、フリーランスで働くことがすべて良いとは思わないけれど、私はそっちの方が自分らしく生きられるのかな?というのがやっと分かってきた。 ...
ダンス、ブラックカルチャー、ファッション、ヨガ。結局「カッコいい」がいちばん。
パーソナルスタイリストとして独立し、走り出したばかりのカオリさん。 今でこそ、好きな仕事をして、自分らしい人生を歩み始めた。過去には、自分の良いところを見つけられなかったこともあった。 好きなものはダンスや洋楽、ブラックカルチャー。かわいいよりも、ずっと「カッコいい」に憧れてきたというカオリさんのライフスタイルと、「わたしを解放するアンダーウェア」。 ■Kaori’s profile 職業:パーソナルスタイリスト好きなこと:ファッション、ヨガ、洋楽大切にしていること:経済的・精神的自立増やしたいもの:趣味の時間 すべてに、共感するところがあった ━━Anknot &iesを知ったきっかけは? stand.FM(スタンドエフエム)という音声配信プラットフォーム上で、人から紹介してもらった形です。はじめ、「この方のライブ配信をきいてみて」と言われて。一度はタイミングが合わず聞きに行けなかったのですが、その後紹介してくださった方のライブ配信を聞きに行ったところ、ちょうどめぐみさんもお話しされていて*、そこで初めて会話をしました。 「アンダーウェアのデザイナーさんで、今クラウドファンディングをされているんだ」ということを知り、ブランドコンセプトを聞いて、すごく共感して。 *stand.FM上で、ライブ配信者の枠に別の配信者が参加できる仕組み。 ━━共感いただいたのは、どんな部分でしたか? 「わたしを解放する」っていう言葉はすごく良いなっていうふうに思いました。どんなアンダーウェアなんだろう?って。多分、自分がちょっと生きづらさを感じていたりとか、めぐみさんのブランドの原点にある“なぜ”の部分、日本のことや女性の生き方について、そのときお話しされていたことにすべてが共感できたっていうところがあったかな。 やりたいことができなくなるのは嫌だった ━━現在は、やりたい仕事をして、キラキラして見えるカオリさんですが、これまでの人生で「女性の生きづらさ」を考えるタイミングがあった? ありましたね。今でこそ、こうやって自分でやりたいことをやってきていますが、それこそ女子の“あるある”じゃないですが、20代半ば〜後半で結婚に対する焦り、同時にそうなりたくない(結婚したくない)自分もあって。周りが皆結婚していく中で、うらやましいと思ったことは・・・あった、けど、なかったというか。 ━━わかります。矛盾というか、葛藤がありますね。 いま私がすごく大切にしているのは、経済的な自立と、精神的自立。 結婚したほうが「良い」「悪い」はないのですが、例えば専業主婦になったり、結婚したら自分のやりたいことができなくなるイメージだったんですよね、その当時は。もちろんそうじゃない人もたくさんいるけれど、私の周りはどちらかというとそういう人が多かった。 当時ダンスをやっていたのですが、それができなくなるのは嫌だな、であったり、今の自分の自由な時間がなくなったり、そうやって“尻すぼみ”になっていく人生はいやだな、というのがあったんですよね。 だけど世間からすると、女性は30を超えると結婚、子どもを考えなければならない、というような。当時病院で働いていて、女社会だったのですが、仕事をする上でも色々と人間関係や、生きづらさを感じるところはあったかな。 好きなことをして、自由であること ━━カオリさんは、「自由であること」を大切にしている女性だな、という感覚があります。今は、自由に生きられていますか? 時間は、自由。だけど、自由には責任を伴いますよね。時間があるから自由というわけでもない。人それぞれで、フリーランスで働くことがすべて良いとは思わないけれど、私はそっちの方が自分らしく生きられるのかな?というのがやっと分かってきた。 ...

Release / 解放 ーSerina Ozaki
他人から見た、「自分」の輪郭 ━━絵を描いたり、文章を書いたり、被写体(モデル)になったり、クリエイティブな活動をたくさんされている芹奈さん。人からどんな人とよく言われる? 行動力がある、というふうには言われます。見た目からは、ポップとか、ふわふわしているのに芯があるねとか。 ━━他人から思われる自分と、自分で思う自分はイコール? いや、真逆すぎて。なんでこんなに違うんだろうな〜と。 自分で思う自分は、自信がないというか、結構ネガティブな面が多くて。行動力で全部補いがちというか。 「自分らしい」は、正直あんまり分からなくて。他人からは、芹奈には芹奈の世界があるよねって言われるんですけど、自覚がないので。 どれが?どういうふうに見えてるんだろう?っていうのを、すごく悩みます。 「解放」とは、時間を忘れて何かをしているとき ━━芹奈さんにとって、「自分を解放する」ってどんなこと? 私にとって自分を解放するっていうのは、自分の好きなことを熱中してやって、時間を忘れることかなと思います。 解放できる場所とか、解放できる瞬間を今探しているところではあるんですけど。 絵を描いている時間もそうですし、アクセサリーを作っていたら突然夕方になったみたいな、何も考えなくていい時間かなって最近は思います。 ━━人の目を気にしてしまうこともある? 人の目を気にしてしまうっていうのは、結構昔からクセなので。 いろんなことを頭の中でずっと考えちゃうから、“無”になりたくて、それで絵を描いたり、アクセサリーを作ったり。 やりたい時とやりたくない時があるので、「いま(やりたい)スイッチ入ったな」と自覚するよりも先に、作り始めてしまってる。 人の目を気にしてる割に、体が勝手に動いて…と言ったら変ですけど。始めたら、そこからもう、やめれられないというか。 ━━芹奈さんが自分らしくいられる時間って? 何かに集中して時間を忘れちゃうとき。無の時間。 何かに熱中している時間以外は、24時間ずっといろんなこと考えちゃうから。そこから解放されるために、好きなことを絶対やめられない。 絵とか写真とか、そういうことは、私にとってまだ「私これできるんだ」って言い切れる自信がなくて。 人からは、やりたいことをやっている人って見られてるのは、正直若干の違和感があるというか、好きだからしてるだけ。...
Release / 解放 ーSerina Ozaki
他人から見た、「自分」の輪郭 ━━絵を描いたり、文章を書いたり、被写体(モデル)になったり、クリエイティブな活動をたくさんされている芹奈さん。人からどんな人とよく言われる? 行動力がある、というふうには言われます。見た目からは、ポップとか、ふわふわしているのに芯があるねとか。 ━━他人から思われる自分と、自分で思う自分はイコール? いや、真逆すぎて。なんでこんなに違うんだろうな〜と。 自分で思う自分は、自信がないというか、結構ネガティブな面が多くて。行動力で全部補いがちというか。 「自分らしい」は、正直あんまり分からなくて。他人からは、芹奈には芹奈の世界があるよねって言われるんですけど、自覚がないので。 どれが?どういうふうに見えてるんだろう?っていうのを、すごく悩みます。 「解放」とは、時間を忘れて何かをしているとき ━━芹奈さんにとって、「自分を解放する」ってどんなこと? 私にとって自分を解放するっていうのは、自分の好きなことを熱中してやって、時間を忘れることかなと思います。 解放できる場所とか、解放できる瞬間を今探しているところではあるんですけど。 絵を描いている時間もそうですし、アクセサリーを作っていたら突然夕方になったみたいな、何も考えなくていい時間かなって最近は思います。 ━━人の目を気にしてしまうこともある? 人の目を気にしてしまうっていうのは、結構昔からクセなので。 いろんなことを頭の中でずっと考えちゃうから、“無”になりたくて、それで絵を描いたり、アクセサリーを作ったり。 やりたい時とやりたくない時があるので、「いま(やりたい)スイッチ入ったな」と自覚するよりも先に、作り始めてしまってる。 人の目を気にしてる割に、体が勝手に動いて…と言ったら変ですけど。始めたら、そこからもう、やめれられないというか。 ━━芹奈さんが自分らしくいられる時間って? 何かに集中して時間を忘れちゃうとき。無の時間。 何かに熱中している時間以外は、24時間ずっといろんなこと考えちゃうから。そこから解放されるために、好きなことを絶対やめられない。 絵とか写真とか、そういうことは、私にとってまだ「私これできるんだ」って言い切れる自信がなくて。 人からは、やりたいことをやっている人って見られてるのは、正直若干の違和感があるというか、好きだからしてるだけ。...

Release / 解放 ーSakiko Matsumi
他人から見た「自分」の輪郭 ━━人から、どんな人とよく言われる? 不器用、あとは、人間くさいとよく言われます。全然器用じゃないし、嘘とかつけない感じなので。そこが人間らしくて良いよね、と(笑)。 ━━人からそういうイメージを持たれるのは、昔からずっと変わっていない? 昔から、正直だったり不器用なのは変わってないと思うけど、そういうのを前よりさらけ出せるようになったというのは変わってきたところと思っていて。 前はすごく、周りに追いつくというか、周りに合わせないとダメなやつだと思われると思って、ダメな面を隠して必死で取り繕ってた面があったけど、隠しきれないなっていうのと、素の自分でいないと長続きしないから、そこはもういいやっていう風に(笑)。 ━━素の自分を出せるようになったきっかけはある? 今自分で事業を立ち上げていて、自分にとって人生そのものというか、自分が人生で何を表現したいかという表現手段としての事業だから、そこに偽りがあったらもう、自分の事業じゃないし。 そこで本当に自分は何を信じて、何を望んで、何を伝えたいのかっていうのをめちゃくちゃ、本当に苦しいぐらい自分と向き合っていたので。そこがすごくきっかけになってるかなと思ってますね。 「解放」とは自分の感性を表現させてあげること 自分自身を解放するっていうのは、自分の感覚とか、感性を信じて表現させてあげることだと思っていて。 自分が感じたこととか、考えたことを「変かな」とか思わずに、その部分を信じて解放させてあげられるのって自分しかいないと思うので、そこが大事かなと思ってます。 ━━人の目を気にしてしまうことはある? 周りの目を気にしだしてしまうと、どうしてもそっちを正解にしようとしてしまったりとか。 自分を信じてあげられてない状態の時って、人の気持ちが自分に入ってきてしまって。自分の考えていることなのか、人の意見なのか分からなくなってしまったりっていうのはやっぱりあるなあと思いますね。 人間って、一時として同じ状態でいることはなくて、常に揺らいでいる生き物だと思っていて。そこを前提として受け入れて。 常に揺れないでパフォーマンスを出し続けなければいけないとかって囚われると苦しくなっちゃうけど、いかに自分が揺れている中で、今自分はどこの状態にいて、どういうところに向かいたいのか。 自分を点検して、また行きたい方に戻していったり、道を確認して軌道修正していけばいいから、そこを受け入れていいっていうことを、自身の事業を通して伝えていきたいなと思っています。 感覚を優先してみる ━━他人の目を気にせず、自分の感性を信じてあげられるようになるにはどうしたら良いと思う? まずは、人の目があまり関わらない範囲から、自分を信じて表現する練習っていうのはできるかなと思っていて。 例えば、私は髪をピンクにしているんですけど、そういうふうに自分にしか影響のないことで。...
Release / 解放 ーSakiko Matsumi
他人から見た「自分」の輪郭 ━━人から、どんな人とよく言われる? 不器用、あとは、人間くさいとよく言われます。全然器用じゃないし、嘘とかつけない感じなので。そこが人間らしくて良いよね、と(笑)。 ━━人からそういうイメージを持たれるのは、昔からずっと変わっていない? 昔から、正直だったり不器用なのは変わってないと思うけど、そういうのを前よりさらけ出せるようになったというのは変わってきたところと思っていて。 前はすごく、周りに追いつくというか、周りに合わせないとダメなやつだと思われると思って、ダメな面を隠して必死で取り繕ってた面があったけど、隠しきれないなっていうのと、素の自分でいないと長続きしないから、そこはもういいやっていう風に(笑)。 ━━素の自分を出せるようになったきっかけはある? 今自分で事業を立ち上げていて、自分にとって人生そのものというか、自分が人生で何を表現したいかという表現手段としての事業だから、そこに偽りがあったらもう、自分の事業じゃないし。 そこで本当に自分は何を信じて、何を望んで、何を伝えたいのかっていうのをめちゃくちゃ、本当に苦しいぐらい自分と向き合っていたので。そこがすごくきっかけになってるかなと思ってますね。 「解放」とは自分の感性を表現させてあげること 自分自身を解放するっていうのは、自分の感覚とか、感性を信じて表現させてあげることだと思っていて。 自分が感じたこととか、考えたことを「変かな」とか思わずに、その部分を信じて解放させてあげられるのって自分しかいないと思うので、そこが大事かなと思ってます。 ━━人の目を気にしてしまうことはある? 周りの目を気にしだしてしまうと、どうしてもそっちを正解にしようとしてしまったりとか。 自分を信じてあげられてない状態の時って、人の気持ちが自分に入ってきてしまって。自分の考えていることなのか、人の意見なのか分からなくなってしまったりっていうのはやっぱりあるなあと思いますね。 人間って、一時として同じ状態でいることはなくて、常に揺らいでいる生き物だと思っていて。そこを前提として受け入れて。 常に揺れないでパフォーマンスを出し続けなければいけないとかって囚われると苦しくなっちゃうけど、いかに自分が揺れている中で、今自分はどこの状態にいて、どういうところに向かいたいのか。 自分を点検して、また行きたい方に戻していったり、道を確認して軌道修正していけばいいから、そこを受け入れていいっていうことを、自身の事業を通して伝えていきたいなと思っています。 感覚を優先してみる ━━他人の目を気にせず、自分の感性を信じてあげられるようになるにはどうしたら良いと思う? まずは、人の目があまり関わらない範囲から、自分を信じて表現する練習っていうのはできるかなと思っていて。 例えば、私は髪をピンクにしているんですけど、そういうふうに自分にしか影響のないことで。...

Release / 解放 ーAi Toishi
他人から見た、「自分」の輪郭 ━━ミステリアスなイメージのあるあいさん。他人からどんな人と言われることが多い? 「よく分かんない」っていうのは一番言われます。何考えてるのか分かんないとか、変わってるとか。 自分ではそういうふうに思ってないというか、自分が変わってると思ったことがなくて。どこが?っていうと、あんまり喋らないから、ちょっと喋った内容と行動がすごい乖離しているみたいで。 例えば、「まじで勉強したくない」とか、「提出物絶対出せない」とか言うんだけどずっと参考書読んでたりするから、周りはどっちなの、みたいな…(笑)。 「学校で人と一緒に勉強したくない」だけで勉強が嫌いなわけではないけど、そこまで他人は説明を求めていないはずと完結するから、よくわからないイメージに繫がるのかな。 ━━人からどう思われているのかを気にしてしまうことはある? ありますね。私もともとは、すごく吃りで。それを直したくて、飲食店のホールで働いたのですが。そのときは、メニューの名前、「スパゲッティ」を言うのに3回吃るみたいな(笑)。 そのときに、「こういう感じじゃ全然ダメなんだ」と。人から信用を得られないんだって思って。 そこから、「人からどう思われるか」というのを軸に、自分の喋り方、振る舞いなどを立て直していきました。なので、人からどう思われるかは、常に気にしていたという感じですね、20代ぐらいまでは。 ━━知り合った頃(20代半ば)というのは、人の目に映る自分を立て直した後だった? そうですね。それ(喋りや振る舞い)が自動化されたバージョンというか(笑)。 ━━人からこう見られたいという自分でいることは、しっくりきている? 特にしっくりはきてないけど、便利ではある。多分皆そうだと思うけど、素で話していける人って、そんなにいないんじゃないかな。 最初に相手に変なインパクトを与えないためには、ちょっと普通っぽい人?を演じてから、徐々に…というのが正攻法だと思う。 執着を手放す ━━出産され、1児の母になったあいさん。母になって、変わったことはある? 子供が産まれて、一番変化したのは・・・諦め?いろんなことに執着しないようになりました。 同世代の人は、結構いろんなことに向かって走っていく。だけど、今自分はスタートを切れる状態ではないから。スタートを切ってしまったら、子どもの命に関わるみたいな部分もあるし、とりあえず、いろんなものに執着しないように。 あれもやりたい、これもやりたいみたいなのは、まあ、できる時が来たらそういうのもいいよね〜みたいな。 ━━他人と自分を比較したり、人の目を気にしすぎてしまう、という人に何かアドバイスをするとしたら? 私だったら、自分に期待をしないっていうのを一番大事にしてるかなと思います。 「自分はもうちょっとできたはず」とか、「自分はあそこにいられた」と思うと悔しくなる。けど、自分はそうじゃないし、今回の自分の人生はそういうふうにプログラムされてないと思うと、もう全然そういうふうに思わなくなるから。 ...
Release / 解放 ーAi Toishi
他人から見た、「自分」の輪郭 ━━ミステリアスなイメージのあるあいさん。他人からどんな人と言われることが多い? 「よく分かんない」っていうのは一番言われます。何考えてるのか分かんないとか、変わってるとか。 自分ではそういうふうに思ってないというか、自分が変わってると思ったことがなくて。どこが?っていうと、あんまり喋らないから、ちょっと喋った内容と行動がすごい乖離しているみたいで。 例えば、「まじで勉強したくない」とか、「提出物絶対出せない」とか言うんだけどずっと参考書読んでたりするから、周りはどっちなの、みたいな…(笑)。 「学校で人と一緒に勉強したくない」だけで勉強が嫌いなわけではないけど、そこまで他人は説明を求めていないはずと完結するから、よくわからないイメージに繫がるのかな。 ━━人からどう思われているのかを気にしてしまうことはある? ありますね。私もともとは、すごく吃りで。それを直したくて、飲食店のホールで働いたのですが。そのときは、メニューの名前、「スパゲッティ」を言うのに3回吃るみたいな(笑)。 そのときに、「こういう感じじゃ全然ダメなんだ」と。人から信用を得られないんだって思って。 そこから、「人からどう思われるか」というのを軸に、自分の喋り方、振る舞いなどを立て直していきました。なので、人からどう思われるかは、常に気にしていたという感じですね、20代ぐらいまでは。 ━━知り合った頃(20代半ば)というのは、人の目に映る自分を立て直した後だった? そうですね。それ(喋りや振る舞い)が自動化されたバージョンというか(笑)。 ━━人からこう見られたいという自分でいることは、しっくりきている? 特にしっくりはきてないけど、便利ではある。多分皆そうだと思うけど、素で話していける人って、そんなにいないんじゃないかな。 最初に相手に変なインパクトを与えないためには、ちょっと普通っぽい人?を演じてから、徐々に…というのが正攻法だと思う。 執着を手放す ━━出産され、1児の母になったあいさん。母になって、変わったことはある? 子供が産まれて、一番変化したのは・・・諦め?いろんなことに執着しないようになりました。 同世代の人は、結構いろんなことに向かって走っていく。だけど、今自分はスタートを切れる状態ではないから。スタートを切ってしまったら、子どもの命に関わるみたいな部分もあるし、とりあえず、いろんなものに執着しないように。 あれもやりたい、これもやりたいみたいなのは、まあ、できる時が来たらそういうのもいいよね〜みたいな。 ━━他人と自分を比較したり、人の目を気にしすぎてしまう、という人に何かアドバイスをするとしたら? 私だったら、自分に期待をしないっていうのを一番大事にしてるかなと思います。 「自分はもうちょっとできたはず」とか、「自分はあそこにいられた」と思うと悔しくなる。けど、自分はそうじゃないし、今回の自分の人生はそういうふうにプログラムされてないと思うと、もう全然そういうふうに思わなくなるから。 ...