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1st Collection「Release -解放-」をテーマにした、4名の女性たちの言葉。
キャリア、恋愛、生きかた、自分らしさを模索するすべての女性たちへ。
Her story.

Release / 解放 ーSerina Ozaki
他人から見た、「自分」の輪郭 ━━絵を描いたり、文章を書いたり、被写体(モデル)になったり、クリエイティブな活動をたくさんされている芹奈さん。人からどんな人とよく言われる? 行動力がある、というふうには言われます。見た目からは、ポップとか、ふわふわしているのに芯があるねとか。 ━━他人から思われる自分と、自分で思う自分はイコール? いや、真逆すぎて。なんでこんなに違うんだろうな〜と。 自分で思う自分は、自信がないというか、結構ネガティブな面が多くて。行動力で全部補いがちというか。 「自分らしい」は、正直あんまり分からなくて。他人からは、芹奈には芹奈の世界があるよねって言われるんですけど、自覚がないので。 どれが?どういうふうに見えてるんだろう?っていうのを、すごく悩みます。 「解放」とは、時間を忘れて何かをしているとき ━━芹奈さんにとって、「自分を解放する」ってどんなこと? 私にとって自分を解放するっていうのは、自分の好きなことを熱中してやって、時間を忘れることかなと思います。 解放できる場所とか、解放できる瞬間を今探しているところではあるんですけど。 絵を描いている時間もそうですし、アクセサリーを作っていたら突然夕方になったみたいな、何も考えなくていい時間かなって最近は思います。 ━━人の目を気にしてしまうこともある? 人の目を気にしてしまうっていうのは、結構昔からクセなので。 いろんなことを頭の中でずっと考えちゃうから、“無”になりたくて、それで絵を描いたり、アクセサリーを作ったり。 やりたい時とやりたくない時があるので、「いま(やりたい)スイッチ入ったな」と自覚するよりも先に、作り始めてしまってる。 人の目を気にしてる割に、体が勝手に動いて…と言ったら変ですけど。始めたら、そこからもう、やめれられないというか。 ━━芹奈さんが自分らしくいられる時間って? 何かに集中して時間を忘れちゃうとき。無の時間。 何かに熱中している時間以外は、24時間ずっといろんなこと考えちゃうから。そこから解放されるために、好きなことを絶対やめられない。 絵とか写真とか、そういうことは、私にとってまだ「私これできるんだ」って言い切れる自信がなくて。 人からは、やりたいことをやっている人って見られてるのは、正直若干の違和感があるというか、好きだからしてるだけ。...
Release / 解放 ーSerina Ozaki
他人から見た、「自分」の輪郭 ━━絵を描いたり、文章を書いたり、被写体(モデル)になったり、クリエイティブな活動をたくさんされている芹奈さん。人からどんな人とよく言われる? 行動力がある、というふうには言われます。見た目からは、ポップとか、ふわふわしているのに芯があるねとか。 ━━他人から思われる自分と、自分で思う自分はイコール? いや、真逆すぎて。なんでこんなに違うんだろうな〜と。 自分で思う自分は、自信がないというか、結構ネガティブな面が多くて。行動力で全部補いがちというか。 「自分らしい」は、正直あんまり分からなくて。他人からは、芹奈には芹奈の世界があるよねって言われるんですけど、自覚がないので。 どれが?どういうふうに見えてるんだろう?っていうのを、すごく悩みます。 「解放」とは、時間を忘れて何かをしているとき ━━芹奈さんにとって、「自分を解放する」ってどんなこと? 私にとって自分を解放するっていうのは、自分の好きなことを熱中してやって、時間を忘れることかなと思います。 解放できる場所とか、解放できる瞬間を今探しているところではあるんですけど。 絵を描いている時間もそうですし、アクセサリーを作っていたら突然夕方になったみたいな、何も考えなくていい時間かなって最近は思います。 ━━人の目を気にしてしまうこともある? 人の目を気にしてしまうっていうのは、結構昔からクセなので。 いろんなことを頭の中でずっと考えちゃうから、“無”になりたくて、それで絵を描いたり、アクセサリーを作ったり。 やりたい時とやりたくない時があるので、「いま(やりたい)スイッチ入ったな」と自覚するよりも先に、作り始めてしまってる。 人の目を気にしてる割に、体が勝手に動いて…と言ったら変ですけど。始めたら、そこからもう、やめれられないというか。 ━━芹奈さんが自分らしくいられる時間って? 何かに集中して時間を忘れちゃうとき。無の時間。 何かに熱中している時間以外は、24時間ずっといろんなこと考えちゃうから。そこから解放されるために、好きなことを絶対やめられない。 絵とか写真とか、そういうことは、私にとってまだ「私これできるんだ」って言い切れる自信がなくて。 人からは、やりたいことをやっている人って見られてるのは、正直若干の違和感があるというか、好きだからしてるだけ。...

Release / 解放 ーSakiko Matsumi
他人から見た「自分」の輪郭 ━━人から、どんな人とよく言われる? 不器用、あとは、人間くさいとよく言われます。全然器用じゃないし、嘘とかつけない感じなので。そこが人間らしくて良いよね、と(笑)。 ━━人からそういうイメージを持たれるのは、昔からずっと変わっていない? 昔から、正直だったり不器用なのは変わってないと思うけど、そういうのを前よりさらけ出せるようになったというのは変わってきたところと思っていて。 前はすごく、周りに追いつくというか、周りに合わせないとダメなやつだと思われると思って、ダメな面を隠して必死で取り繕ってた面があったけど、隠しきれないなっていうのと、素の自分でいないと長続きしないから、そこはもういいやっていう風に(笑)。 ━━素の自分を出せるようになったきっかけはある? 今自分で事業を立ち上げていて、自分にとって人生そのものというか、自分が人生で何を表現したいかという表現手段としての事業だから、そこに偽りがあったらもう、自分の事業じゃないし。 そこで本当に自分は何を信じて、何を望んで、何を伝えたいのかっていうのをめちゃくちゃ、本当に苦しいぐらい自分と向き合っていたので。そこがすごくきっかけになってるかなと思ってますね。 「解放」とは自分の感性を表現させてあげること 自分自身を解放するっていうのは、自分の感覚とか、感性を信じて表現させてあげることだと思っていて。 自分が感じたこととか、考えたことを「変かな」とか思わずに、その部分を信じて解放させてあげられるのって自分しかいないと思うので、そこが大事かなと思ってます。 ━━人の目を気にしてしまうことはある? 周りの目を気にしだしてしまうと、どうしてもそっちを正解にしようとしてしまったりとか。 自分を信じてあげられてない状態の時って、人の気持ちが自分に入ってきてしまって。自分の考えていることなのか、人の意見なのか分からなくなってしまったりっていうのはやっぱりあるなあと思いますね。 人間って、一時として同じ状態でいることはなくて、常に揺らいでいる生き物だと思っていて。そこを前提として受け入れて。 常に揺れないでパフォーマンスを出し続けなければいけないとかって囚われると苦しくなっちゃうけど、いかに自分が揺れている中で、今自分はどこの状態にいて、どういうところに向かいたいのか。 自分を点検して、また行きたい方に戻していったり、道を確認して軌道修正していけばいいから、そこを受け入れていいっていうことを、自身の事業を通して伝えていきたいなと思っています。 感覚を優先してみる ━━他人の目を気にせず、自分の感性を信じてあげられるようになるにはどうしたら良いと思う? まずは、人の目があまり関わらない範囲から、自分を信じて表現する練習っていうのはできるかなと思っていて。 例えば、私は髪をピンクにしているんですけど、そういうふうに自分にしか影響のないことで。...
Release / 解放 ーSakiko Matsumi
他人から見た「自分」の輪郭 ━━人から、どんな人とよく言われる? 不器用、あとは、人間くさいとよく言われます。全然器用じゃないし、嘘とかつけない感じなので。そこが人間らしくて良いよね、と(笑)。 ━━人からそういうイメージを持たれるのは、昔からずっと変わっていない? 昔から、正直だったり不器用なのは変わってないと思うけど、そういうのを前よりさらけ出せるようになったというのは変わってきたところと思っていて。 前はすごく、周りに追いつくというか、周りに合わせないとダメなやつだと思われると思って、ダメな面を隠して必死で取り繕ってた面があったけど、隠しきれないなっていうのと、素の自分でいないと長続きしないから、そこはもういいやっていう風に(笑)。 ━━素の自分を出せるようになったきっかけはある? 今自分で事業を立ち上げていて、自分にとって人生そのものというか、自分が人生で何を表現したいかという表現手段としての事業だから、そこに偽りがあったらもう、自分の事業じゃないし。 そこで本当に自分は何を信じて、何を望んで、何を伝えたいのかっていうのをめちゃくちゃ、本当に苦しいぐらい自分と向き合っていたので。そこがすごくきっかけになってるかなと思ってますね。 「解放」とは自分の感性を表現させてあげること 自分自身を解放するっていうのは、自分の感覚とか、感性を信じて表現させてあげることだと思っていて。 自分が感じたこととか、考えたことを「変かな」とか思わずに、その部分を信じて解放させてあげられるのって自分しかいないと思うので、そこが大事かなと思ってます。 ━━人の目を気にしてしまうことはある? 周りの目を気にしだしてしまうと、どうしてもそっちを正解にしようとしてしまったりとか。 自分を信じてあげられてない状態の時って、人の気持ちが自分に入ってきてしまって。自分の考えていることなのか、人の意見なのか分からなくなってしまったりっていうのはやっぱりあるなあと思いますね。 人間って、一時として同じ状態でいることはなくて、常に揺らいでいる生き物だと思っていて。そこを前提として受け入れて。 常に揺れないでパフォーマンスを出し続けなければいけないとかって囚われると苦しくなっちゃうけど、いかに自分が揺れている中で、今自分はどこの状態にいて、どういうところに向かいたいのか。 自分を点検して、また行きたい方に戻していったり、道を確認して軌道修正していけばいいから、そこを受け入れていいっていうことを、自身の事業を通して伝えていきたいなと思っています。 感覚を優先してみる ━━他人の目を気にせず、自分の感性を信じてあげられるようになるにはどうしたら良いと思う? まずは、人の目があまり関わらない範囲から、自分を信じて表現する練習っていうのはできるかなと思っていて。 例えば、私は髪をピンクにしているんですけど、そういうふうに自分にしか影響のないことで。...

Release / 解放 ーAi Toishi
他人から見た、「自分」の輪郭 ━━ミステリアスなイメージのあるあいさん。他人からどんな人と言われることが多い? 「よく分かんない」っていうのは一番言われます。何考えてるのか分かんないとか、変わってるとか。 自分ではそういうふうに思ってないというか、自分が変わってると思ったことがなくて。どこが?っていうと、あんまり喋らないから、ちょっと喋った内容と行動がすごい乖離しているみたいで。 例えば、「まじで勉強したくない」とか、「提出物絶対出せない」とか言うんだけどずっと参考書読んでたりするから、周りはどっちなの、みたいな…(笑)。 「学校で人と一緒に勉強したくない」だけで勉強が嫌いなわけではないけど、そこまで他人は説明を求めていないはずと完結するから、よくわからないイメージに繫がるのかな。 ━━人からどう思われているのかを気にしてしまうことはある? ありますね。私もともとは、すごく吃りで。それを直したくて、飲食店のホールで働いたのですが。そのときは、メニューの名前、「スパゲッティ」を言うのに3回吃るみたいな(笑)。 そのときに、「こういう感じじゃ全然ダメなんだ」と。人から信用を得られないんだって思って。 そこから、「人からどう思われるか」というのを軸に、自分の喋り方、振る舞いなどを立て直していきました。なので、人からどう思われるかは、常に気にしていたという感じですね、20代ぐらいまでは。 ━━知り合った頃(20代半ば)というのは、人の目に映る自分を立て直した後だった? そうですね。それ(喋りや振る舞い)が自動化されたバージョンというか(笑)。 ━━人からこう見られたいという自分でいることは、しっくりきている? 特にしっくりはきてないけど、便利ではある。多分皆そうだと思うけど、素で話していける人って、そんなにいないんじゃないかな。 最初に相手に変なインパクトを与えないためには、ちょっと普通っぽい人?を演じてから、徐々に…というのが正攻法だと思う。 執着を手放す ━━出産され、1児の母になったあいさん。母になって、変わったことはある? 子供が産まれて、一番変化したのは・・・諦め?いろんなことに執着しないようになりました。 同世代の人は、結構いろんなことに向かって走っていく。だけど、今自分はスタートを切れる状態ではないから。スタートを切ってしまったら、子どもの命に関わるみたいな部分もあるし、とりあえず、いろんなものに執着しないように。 あれもやりたい、これもやりたいみたいなのは、まあ、できる時が来たらそういうのもいいよね〜みたいな。 ━━他人と自分を比較したり、人の目を気にしすぎてしまう、という人に何かアドバイスをするとしたら? 私だったら、自分に期待をしないっていうのを一番大事にしてるかなと思います。 「自分はもうちょっとできたはず」とか、「自分はあそこにいられた」と思うと悔しくなる。けど、自分はそうじゃないし、今回の自分の人生はそういうふうにプログラムされてないと思うと、もう全然そういうふうに思わなくなるから。 ...
Release / 解放 ーAi Toishi
他人から見た、「自分」の輪郭 ━━ミステリアスなイメージのあるあいさん。他人からどんな人と言われることが多い? 「よく分かんない」っていうのは一番言われます。何考えてるのか分かんないとか、変わってるとか。 自分ではそういうふうに思ってないというか、自分が変わってると思ったことがなくて。どこが?っていうと、あんまり喋らないから、ちょっと喋った内容と行動がすごい乖離しているみたいで。 例えば、「まじで勉強したくない」とか、「提出物絶対出せない」とか言うんだけどずっと参考書読んでたりするから、周りはどっちなの、みたいな…(笑)。 「学校で人と一緒に勉強したくない」だけで勉強が嫌いなわけではないけど、そこまで他人は説明を求めていないはずと完結するから、よくわからないイメージに繫がるのかな。 ━━人からどう思われているのかを気にしてしまうことはある? ありますね。私もともとは、すごく吃りで。それを直したくて、飲食店のホールで働いたのですが。そのときは、メニューの名前、「スパゲッティ」を言うのに3回吃るみたいな(笑)。 そのときに、「こういう感じじゃ全然ダメなんだ」と。人から信用を得られないんだって思って。 そこから、「人からどう思われるか」というのを軸に、自分の喋り方、振る舞いなどを立て直していきました。なので、人からどう思われるかは、常に気にしていたという感じですね、20代ぐらいまでは。 ━━知り合った頃(20代半ば)というのは、人の目に映る自分を立て直した後だった? そうですね。それ(喋りや振る舞い)が自動化されたバージョンというか(笑)。 ━━人からこう見られたいという自分でいることは、しっくりきている? 特にしっくりはきてないけど、便利ではある。多分皆そうだと思うけど、素で話していける人って、そんなにいないんじゃないかな。 最初に相手に変なインパクトを与えないためには、ちょっと普通っぽい人?を演じてから、徐々に…というのが正攻法だと思う。 執着を手放す ━━出産され、1児の母になったあいさん。母になって、変わったことはある? 子供が産まれて、一番変化したのは・・・諦め?いろんなことに執着しないようになりました。 同世代の人は、結構いろんなことに向かって走っていく。だけど、今自分はスタートを切れる状態ではないから。スタートを切ってしまったら、子どもの命に関わるみたいな部分もあるし、とりあえず、いろんなものに執着しないように。 あれもやりたい、これもやりたいみたいなのは、まあ、できる時が来たらそういうのもいいよね〜みたいな。 ━━他人と自分を比較したり、人の目を気にしすぎてしまう、という人に何かアドバイスをするとしたら? 私だったら、自分に期待をしないっていうのを一番大事にしてるかなと思います。 「自分はもうちょっとできたはず」とか、「自分はあそこにいられた」と思うと悔しくなる。けど、自分はそうじゃないし、今回の自分の人生はそういうふうにプログラムされてないと思うと、もう全然そういうふうに思わなくなるから。 ...

Release / 解放 ーNana Motoyoshi
他人から見た、「自分」の輪郭 ━━溢れる世界観から、とてもかっこいい印象のナナさん。他人からどんな人と言われることが多い? Instagramからお仕事のお話をいただくことが多いので、「かっこいい」と言ってもらえることも多いですし、クールそう、喋らなそう、笑わなそう。笑ったことなさそう、とか(笑)。 実際に会ったりひと言ふた言会話をして、すごく安心されることが多いですね。 ━━モデル、歌手、ダンス。表現をすること、そのスタートは? 始まりは、ダンサーです。14歳ぐらいからダンスを始めて、その前は全然。「人前とか絶対無理」みたいな性格だったんですけど。 ダンサーをしていると、ステージのパフォーマンスも増えてくるので、それで慣れてきて。今度はちょっとモデルもやってみたい、歌もやってみたい…のような感じで、どんどん前に出るようになりました(笑)。 ハードな日々を自信に変える ━━自分の中で、何かが変わったエピソードはある? これまでいちばんハードだったなという毎日が、2019年頃に1年間、カナダの専門学校に通っていたとき。学校と課題と、仕事と、現地でモデルの活動もしながら…という感じで。 はー、きつい!と思いながら。でも、それを超えて東京に帰ってきて。あの日々があったから、多分今回も大丈夫、きっといける、と自信にはなりましたね。 ━━挑戦することは怖くはない? 毎回ビビりまくりです(笑)。大丈夫かなこれで、と思いながら…。でも、自分の中で「やりたい」が勝って、結局やってみて、というその繰り返しです。 ━━人の目を気にしちゃうときもある? やっぱり、あります。やりたいことをやっていて「大丈夫、よし、このままいこう」と思っているのに、忙しくしすぎたりすると気持ちに体がついてこなくて。体調とかいろんなバランスを崩してしまうと、見なくて良いものを見ちゃうというか。 インスタとかも危ないじゃないですか(笑)、皆の楽しいことしか詰まってないから。 あとは、人の意見に流されがちになっちゃったりとか。そうなっている時は、もうガッツリ休もうみたいなふうにして、無理やり空気を入れ替えて。心の換気をする! でも、自分で気づけないことの方が多いので。周りの親しい人が気づいてくれたりとか。周囲の人に「ありがとう」という気持ちです。 次の一歩が軽くなる カナダに行く時もそうですが、人から見たら大きなステップみたいなことに対しては、やっぱり最初言われがちですよね。「大丈夫?」とか。自分も不安だし。 周りの人って多分、最初のリアクションは大きいんですけど、でも結局は皆最初だけ。ずっと面倒見ていくのは、やっぱり自分自身だから。 一個何か大きめのステップを経験すると、二個目また違うことを始める時も、(周りのリアクションに対して)あ、最初だけだ、と。「そういうものだから」って処理できるようになって。 周りも分かってくれる人たちが集まってくるので、あんまりそういう、ネガティブなことを言う人も減っていきますね。 「解放」とは、自分を認めてあげることから ━━ナナさんにとって、「自分自身を解放する」とは? 自分を解放するっていうのは、「自分をちゃんと認めてあげる」っていうことから始まると思っていて。 何か大きな行動に移すという時も、自分のことを知って認めてあげられてたら、行動をするパワーになると思います。...
Release / 解放 ーNana Motoyoshi
他人から見た、「自分」の輪郭 ━━溢れる世界観から、とてもかっこいい印象のナナさん。他人からどんな人と言われることが多い? Instagramからお仕事のお話をいただくことが多いので、「かっこいい」と言ってもらえることも多いですし、クールそう、喋らなそう、笑わなそう。笑ったことなさそう、とか(笑)。 実際に会ったりひと言ふた言会話をして、すごく安心されることが多いですね。 ━━モデル、歌手、ダンス。表現をすること、そのスタートは? 始まりは、ダンサーです。14歳ぐらいからダンスを始めて、その前は全然。「人前とか絶対無理」みたいな性格だったんですけど。 ダンサーをしていると、ステージのパフォーマンスも増えてくるので、それで慣れてきて。今度はちょっとモデルもやってみたい、歌もやってみたい…のような感じで、どんどん前に出るようになりました(笑)。 ハードな日々を自信に変える ━━自分の中で、何かが変わったエピソードはある? これまでいちばんハードだったなという毎日が、2019年頃に1年間、カナダの専門学校に通っていたとき。学校と課題と、仕事と、現地でモデルの活動もしながら…という感じで。 はー、きつい!と思いながら。でも、それを超えて東京に帰ってきて。あの日々があったから、多分今回も大丈夫、きっといける、と自信にはなりましたね。 ━━挑戦することは怖くはない? 毎回ビビりまくりです(笑)。大丈夫かなこれで、と思いながら…。でも、自分の中で「やりたい」が勝って、結局やってみて、というその繰り返しです。 ━━人の目を気にしちゃうときもある? やっぱり、あります。やりたいことをやっていて「大丈夫、よし、このままいこう」と思っているのに、忙しくしすぎたりすると気持ちに体がついてこなくて。体調とかいろんなバランスを崩してしまうと、見なくて良いものを見ちゃうというか。 インスタとかも危ないじゃないですか(笑)、皆の楽しいことしか詰まってないから。 あとは、人の意見に流されがちになっちゃったりとか。そうなっている時は、もうガッツリ休もうみたいなふうにして、無理やり空気を入れ替えて。心の換気をする! でも、自分で気づけないことの方が多いので。周りの親しい人が気づいてくれたりとか。周囲の人に「ありがとう」という気持ちです。 次の一歩が軽くなる カナダに行く時もそうですが、人から見たら大きなステップみたいなことに対しては、やっぱり最初言われがちですよね。「大丈夫?」とか。自分も不安だし。 周りの人って多分、最初のリアクションは大きいんですけど、でも結局は皆最初だけ。ずっと面倒見ていくのは、やっぱり自分自身だから。 一個何か大きめのステップを経験すると、二個目また違うことを始める時も、(周りのリアクションに対して)あ、最初だけだ、と。「そういうものだから」って処理できるようになって。 周りも分かってくれる人たちが集まってくるので、あんまりそういう、ネガティブなことを言う人も減っていきますね。 「解放」とは、自分を認めてあげることから ━━ナナさんにとって、「自分自身を解放する」とは? 自分を解放するっていうのは、「自分をちゃんと認めてあげる」っていうことから始まると思っていて。 何か大きな行動に移すという時も、自分のことを知って認めてあげられてたら、行動をするパワーになると思います。...